今回体験会を通してアンケートを実施することができ、フィードバックを得られました。
いくつかのデータを公開し、全体を振り返っていきます。

その他の項目からのピックアップ

• 空を飛ぶことの難しさを感じるほどかなり迫ることができた。(飛行体験にどれだけ迫れたと思うか、に対して)
• 自分が考える空を飛びたいという気持ちは体が軽くなり爽快に飛び回る感覚なので, HMDの視覚的アプローチ以外に実際に扇風機を回したりといった物理的なアプローチが必要かもしれない(飛行体験にどれだけ迫れたと思うか、に対して)
• 新しい発見があった！楽しかったです！
• 空を飛ぶシステムはそのままで色々なゲームに応用できそうだと思いました。 筋トレになりそう、、、
• 360度映像と違って鳥人類はVRコンテンツなので自分のコントローラーの動きを通して世界に干渉できるという点が長所、逆にゲームである為に映像の美しさは360度映像に劣る事が短所でした。
• 腕を振って飛ぶというアクションは新鮮で、上手く飛ぶために振り方を模索する過程も面白かった。 対して、飛んでいる 時の爽快感はそこまでだったので、そこを強化する要素があるといいかも(風を切る音、遠くから聞こえる仲間の鳥の鳴き声、実際の風など)

振り返り

VR開発経験のある方々も多い中でのアンケートだったので、ほかほか補正があったこととは思うが、全体として体験の満足度は正直なところ期待していたよりも高かった。特に展示発表時は難易度をかなり厳しく設定しており、実際多くの人がエンディングまでたどり着けない結果となっていたが、それでもある程度の体験の楽しさを感じてもらえたのは良かった。ここから考えられることは2つあって、
・ゲーム体験の開発に当たっては、勇気を出して高難易度に設定することも、重要なポイントである。
・身体をハックするという根源的なところの魅力に迫れていたのではないか。

また今回の体験はかなり激しく両手を動かす必要があり（半ばフィットネスアプリとなっていた）、おそらくそれが功を奏し、VR酔いは問題にならなかった。（VRの操作は、なるべく体を動かすことで酔いを軽減できる。）これもVR体験制作における重要な知見と思う。